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【物理】解法の定着度をチェックし、得点できる力を鍛え上げる

  • [13科目別] [ストップ!伸び悩み!!]秋からの学習ポイント総まとめ
  • 代々木ゼミナール講師 中川 雅夫 先生
  • [2016/9/26]

2学期からの受験勉強は、これまでの基礎中心から得点力を高める実戦的な学習にシフトする必要がある。
ここでは「英語・数学・国語」に引き続き、実戦力養成期にあたる9月中盤から12月に至る約3か月間の「理科&地歴公民」の学習戦略についてアドバイスする。
また、受験勉強も後半戦に入ってくると基礎固めが終わらず勉強は継続してやってきているのに成績が伸びず、自分の学習法に戸惑いを感じる受験生も少なくない。
そこで、科目別に典型的な伸び悩みのケースをいくつか挙げ、何が原因で得点力の向上を阻害しているのか具体的な解消のためのアドバイスも贈る。

秋からの学習総まとめ

解法の定着度をチェックし、
得点できる力を鍛え上げる


 基礎力を確実にして、典型的な問題の解法を身につけ、さらに自分で考える力を養うことが物理の学習のポイントである。秋からの学習では、まず夏までに身につけた基礎力をチェックすることから始め、解法の種類を増やしていくと同時に解法の定着度をチェックしていく。物理の入試では「自分で考える力」が試されるが、問題を解くことに慣れないうちに自力で考えることは難しい。最初は、典型問題を中心に上手な解き方を見て、なぜそうするのかを考えてみるとよい。この練習を積んで、問題を読んで方針が浮かぶようになれば、解法が定着している。解法が身についてきたら、試験時間内に力をアピールする練習をする。マーク式や答えのみの記述式では、時間内に答えを出す力だけが重要となるが、途中経過記述式では、時間内に解答を書き上げる練習も不可欠である。

秋からの学習ポイントはココ!

■ 使いながら基礎力の定着度をチェックする
■ 典型問題の解法を自分で使えるようにする
■ 試験時間内に実力を出し切る訓練をする

2月期学習のフローチャート

典型問題や頻出問題の解法から
標準問題・過去問と進めよう!


①基本レベルの問題演習で「使える基礎力」が身についているかをチェックする。夏までに終えているのが理想的であるが、10月末までに終わらせたい。
②基礎力のチェックが終わった分野から、典型問題や頻出問題の解法を中心に、解法をマスターする。はじめは上手い解き方を真似して理解することからでよい。
③遅くとも12月中旬からは入試の標準レベルの問題で点を取る訓練を始める。具体的には、試験時間内に目標とする点が取れるようになる練習をする。志望校で必要なら、記述式答案を書いて練習する。
④学習が上手くいっているかどうかは模試や志望校の過去問を時間内で解くなどしてチェックする。特に模試は学習の課題を見つけるためにも積極的に活用したい。

ケース別徹底指導! 伸び悩み解消アドバイス

Q Case1
基本問題は解けるけど、
入試問題になると解けません。

A 解き方の真似から始め
考え方を身につけよう


 入試問題を解くことは、スポーツで「試合をする」ようなものです。試合で活躍するためには、基本的な動作やテクニックを身につけ、ルールを覚えただけではダメ。上手な人の試合を見て、どのようにすればよいかそのやり方を真似して覚えていくのです。物理でも同様で、基本問題が解けるようになっただけでは入試問題は解けません。まず、うまい解き方を真似することから始めると、次第に考え方がわかって、自分で解けるようになります。

Q Case2
結構問題を解いたのに、
模試で思うように得点が伸びません。

A 力を蓄えるだけでなく
力を出す訓練をしよう


 模試は実際の入試問題と同じで、受験生が身につけた物理の力を試すことを目的に作られています。模試の問題には受験生の力を引き出すような教育的なものも見られますが、多くは受験生がどれだけ力を出せるかを試すものです。したがって、力を出す訓練をしないと対応できません。限られた試験時間に自分の力を最大限に出すためには、普段の学習の中で時間を決めて、その中で最大限の力を発揮する練習を取り入れておくことが大切です。

Q Case3
初めて見るような問題になると
どうしたらいいのかわかりません。

A 問題文から出題者の意図を
読み取ろう


 典型的な問題の解法を覚えただけでは、初めて見るような問題に対応できないのは当然です。このような問題を解くヒントは問題文にあります。出題者がどんな物理の力を試そうとしたのか、出題者の意図を問題文から読み取れるようになれば解法は自然に出てきます。出題者の意図を読み取るためには、普段の問題演習の際に“解けたら終わり”ではなく、何をどのように考えさせる問題であったか、「問題の流れ」を振り返る習慣をつけることです。

伸び悩み解消のための学習チェック!

この記事は「螢雪時代(2016年10月号)」より転載いたしました。

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