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【地理】世界地誌分野の攻略で、系統地理分野も同時に理解する

  • [13科目別] [ストップ!伸び悩み!!]秋からの学習ポイント総まとめ
  • 代々木ゼミナール講師 田村 誠 先生
  • [2016/10/4]

2学期からの受験勉強は、これまでの基礎中心から得点力を高める実戦的な学習にシフトする必要がある。
ここでは「英語・数学・国語」に引き続き、実戦力養成期にあたる9月中盤から12月に至る約3か月間の「理科&地歴公民」の学習戦略についてアドバイスする。
また、受験勉強も後半戦に入ってくると基礎固めが終わらず勉強は継続してやってきているのに成績が伸びず、自分の学習法に戸惑いを感じる受験生も少なくない。
そこで、科目別に典型的な伸び悩みのケースをいくつか挙げ、何が原因で得点力の向上を阻害しているのか具体的な解消のためのアドバイスも贈る。

秋からの学習総まとめ

世界地誌分野の攻略で、
系統地理分野も同時に理解する


 秋からは、「世界地誌分野」を中核に攻略を進めるとよい。「系統地理分野」についての学習が遅れている人も、アジア・アフリカ・・・といった地域単位、さらに中国・インド・・・といった国単位に、自然・産業・文化などの特色を理解していくようにしよう。「世界地誌分野が攻略できれば、もれなく系統地理分野の理解がついてくる」のである。時間を有効利用するためにも、このような攻略法を採ることをお勧めする。もちろん、世界地誌分野を攻略する際にも、「さまざまな地理現象を科学的に理解する」ことを念頭に置いて学習することが肝要だ。オーストラリアについて学習する際には、「オーストラリアは乾燥の大陸」という事実を覚えるのではなくて、「なぜオーストラリアが乾燥の大陸となっているのか?」という視点から科学的に解明し、気候に関する理解を図ろう。

秋からの学習ポイントはココ!

■ 世界地誌分野の攻略を学習の中核に据える
■ 世界地誌の観点から系統地理分野を攻略する
■ さまざまな地理現象を科学的に理解する

2月期学習のフローチャート

要点整理と過去問研究を
シンクロさせて攻略しよう!


①アジア・アフリカ、中国・インドといった地域や国単位に教科書や各種テキストなどを使って要点整理を行おう。
②また、「①世界地誌の攻略」と同時にその国・地域をテーマとする「②過去問の研究(1)」に取り組もう。①で見落としていた事項をチェックすることができるうえ、あわせて「系統地理分野」についての理解も深化させることもでき、効率的に攻略を進めることができるはずである。
③・④最後に「模試の復習」や「過去問の研究(2)」に取り組んで、「世界地誌分野」と「系統地理分野」の実力をさらに高めるようにしよう。
※②・③・④では、正解できているか否かだけでなく、正答以外の選択肢についてもしっかり研究しておくよう心がけることが重要である。

ケース別徹底指導! 伸び悩み解消アドバイス

Q Case1
自然環境分野(地形・気候など)の
得点が伸びなくて困っています。

A 自然環境の形成メカニズムを
科学的に理解するようにしよう


 自然環境分野は、地理の学習領域のなかでも特に科学的な理解が必要とされます。ですから、沈水海岸地形について学ぶ場合を例にあげると、「河谷(V字谷)の沈水したものがリアス海岸、氷食谷(U字谷)の沈水したものがフィヨルド、大河川の河口部の沈水したものがエスチュアリー(三角江)」と暗記するのではなくて、これらの沈水海岸地形がどのようにして形成されるのか、そのメカニズムを科学的に理解することが大切なのです。

Q Case2
統計・資料問題の解き方が
わかりません。

A 統計・資料を読解する
「技法」を習得しよう


 統計・資料問題では、「なぜそのような統計・資料が創出されるのか?」「その統計・資料がどのような地理的現象を示しているのか?」などの理解が問われます。したがって、「米の三大生産国(2013 年)は、中国・インド・インドネシア」という統計・資料を暗記しただけでは得点に結びつかないのです。「なぜ米の三大生産国(2013年)が中国・インド・インドネシアであるのか?」を、論理的な根拠に基づいて理解しておくようにしておくことが重要なのです。

Q Case3
記述・説明問題の対策をどうすれば
いいのかわかりません。

A 過去問研究を核に据えて
添削指導を受けるようにしよう


 国公立大2次や一部の私立大で出題される記述・説明問題は、さまざまな地理現象の形成メカニズムを理解すれば高得点を獲得できる訳ではありません。理解していることを科学的・論理的な文章にまとめて正確に表現する能力が、さらに必要とされているのです。ですから、自学自習で攻略することは容易でありません。作成した答案を先生に添削指導してもらい、「作問者の出題意図を文章にまとめる技法を習得する」ことが、必要不可欠なのです。

伸び悩み解消のための学習チェック!

この記事は「螢雪時代(2016年10月号)」より転載いたしました。

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