センター試験の対策について考えるのはまだ早いと思っている受験生は考えを改めたほうがいい。
国公立大志願者にも私立大受験を想定している人にも、個別試験や大学独自入試に勝るとも劣らない位置を占めるセンター試験。
センター対策の成功・不成功が志望校の合否に直結するのだ。
2017年のセンター試験で特徴的だった科目別出題傾向の分析と、2018年に向けた対策及び攻略への重要ポイントを解説する。
さあ、高得点獲得へ向けた取り組みに今すぐ着手しよう。
【英語】短時間に英文の大意を素早くつかむ訓練が必要!
【数学Ⅰ・A】発展的な内容まで出題され、内容・形式ともに多様化する
【数学Ⅱ・B】分野の境界を越えた融合問題で、多様な学力を見る
【国語】平均点50%台の難関教科。根底的な学力養成が攻略への早道
【物理基礎】計算を要する問題が増加の傾向。問題を解き慣れておこう!
【物理】選択問題が波動と原子に変わり、問題演習が効果的な出題が続く!
【化学基礎】わずかに易化したが、 油断せず慎重に準備を重ねよう!
【化学】過去最低の平均点となった反動で 易化が予想されるが、油断は禁物
【生物基礎】正確な知識を正しく使い、素直な読解力があれば大丈夫 !
【生物】実験問題は素直な考察問題が多く、素早く選択肢を読解する演習を !
【地学基礎】地球と宇宙の歴史を理解し、現象と環境の関連を確認する
【地学】地学現象の正確な理解を心がけ、教科書で図や公式を確認する
【日本史B】過去問と同じ絵画が出題!図版&史料対策も忘れずに !
【世界史B】文化史減少&社会・経済史増加、グラフの読み取り問題が定着化!
【地理B】出題構成が定番化しているので、過去問研究中心に攻略しよう!
【現代社会】主流の知識問題は教科書、 社会情勢は資料集・報道で学ぼう
【倫理】意欲的な出題もあるが、確かな学力があれば正答できる
【政治・経済】易化傾向にあるものの、きめ細かな知識が試されている
【倫理、政治・経済】政治・経済の易化が目につくが、両科目をまんべんなく学習しよう
この記事は「螢雪時代(2017年5月号)」より転載いたしました。