受験を意識すると教科書の太字を覚えようと思いがちになるが、歴史の流れが理解できていない暗記偏重の勉強は、消化不良を起こす危険性がある。また学習を先延ばしした分野を放置したままだと、次の学習が行き詰まり、苦手意識が増幅される要因にもなる。夏休み前のこの時期は、まず、暗記はあとに回し、世界史の大きな流れを押さえよう。全体像をつかんだうえで再学習し、各時代の重要な出来事の因果関係をいろいろな角度から考え、関連する「いつ・どこ・だれ」を確認しながらノートにまとめよう。流れに沿って年代や用語がスムーズに記憶でき、機械的な暗記から抜け出せる。一つの単元が終わった段階で欠かせないのが、基礎問題の演習だ。戸惑うようなら理解や知識の不足と判断できる。教科書やノートに戻って学習し直し、苦手分野を作らないことが大切。単元ごとの学習と問題演習を積み重ねて基礎力を固めよう。
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