河合塾 鹿子島 康二先生
1年の戦略と計画は?
■古文・漢文の知識事項は夏休みまでに習得する
■9月から過去問演習を開始。現代文は過去問で鍛える
■模擬試験を活用して共通テストのイメージをつかむ
学習目標を早急に見定める!
共通テストは模試を活用
まず1題だけ志望校の問題を解いてみよう。どのような学力や知識が、どのレベルで必要とされるかをイメージするのが目的で、出来・不出来は気にしなくてよい。目標地点を見定めたうえで学習を開始しよう。
特に押さえたいポイントは、古文・漢文の知識事項を夏までに完成させること、9月から過去問演習に入ること、模擬試験を活用して共通テストのイメージをつかむことだ。古文では、古典文法のうち助動詞と敬語を重点的に学習し、古文単語は用語集を年内に3回さらうつもりで行おう。漢文は、使役・反語などの句形の習得に先立って基本構文や再読・返読文字、置字の学習を入念に行うと効果が出やすい。現代文は初めから長文演習で鍛える。標準的なレベルの問題集を用いて、要点に傍線を付し、1回読み通す過程で趣旨や論構造を整理できる読み方を習得しよう。