河合塾 上住 友起先生
1年の戦略と計画は?
■1学期中に世界史全体の基礎的な動きを把握する
■夏休みを利用して近代史・現代史を深める
■2学期からは地域史・テーマ史・文化史も含めて総復習する
夏までに全体像をつかみ、2学期から応用力育成を
新制度の共通テストでは、思考力・判断力・表現力がより強く問われるものになるとしても、国公立大2次・私立大入試も含めて知識量が基盤になることに変わりはない。しかし、高校や予備校の一般的な授業の終了時期から入試本番までの期間が比較的短いため、世界史全体から出題される入試問題に対する実戦的な学習時間を確保することが非常に難しくなる。
受験勉強は知識を頭に入れるインプット作業も重要ではあるが、その知識を使って問題集や過去問を解いたりするアウトプット作業も重要である。受験生の多くがこのアウトプットから逃げがちであったり、物理的にアウトプットする時間がとれなかったりする。それを回避するためにも夏休みまでに古代から現代までの世界史の全体像を把握しておきたい。
そのうえで2学期からは問題集や過去問などを解きつつ、各国史・地域史、社会・経済・文化史、特