小論文入試では、その年のニュースやトピックスから出題されることが多い。ここでは、2018年(1~11月)のニュース・トピックス10を精選し、解説した。
米朝首脳会談、18歳成人、EPA署名、ノーベル医学生理学賞…などは“小論文で狙われる”可能性が大きいので、押さえておこう!
01 オリンピック冬季大会が平昌で開催。日本冬季最多メダル
2~3月、オリンピック・パラリンピック冬季大会が平昌で開催された。このオリンピックで日本が獲得したメダルは金4、銀5、銅4の計13個で、冬季では1大会最多となった。フィギュアスケートやスピードスケートで金メダルを獲得したほか、複数の種目で初のメダルを獲得。パラリンピックと合わせて好成績を収めた。
また、大会に際して、他国で様々な動きがあった。大会直前には北朝鮮の参加が急きょ決定し、韓国と合同でアイスホッケーチームが結成された。また、ロシアは組織的なドーピング違反に問われて国としての出場を禁止され、選手たちは個人資格で参加することとなった。
2020年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催される。良い環境で選手たちが活躍できるよう、万全の準備を整えることが重要だ。
02 「政治分野における男女共同参画推進法」(候補者男女均等法)施行
5月、「政治分野における男女共同参画推進法」(候補者男女均等法)が公布・施行された。議会選挙で男女の候補者数をできる限り均等にするよう政党に求め、女性議員を増やすよう促す初の法整備。
世界的に見ると、日本の政治は女性の進出が遅れていると言わざるをえない。世界の国会議員が参加する列国議会同盟によると、2017年の日本の国会議員の女性比率は、193カ国中158位と、先進国では