長かった受験生生活も、いよいよ2次・個別試験を残すのみ。
そこで今回は、この時の頑張りがその後も役立っていると語る先輩4人に集まってもらった。
先輩たちは受験で何を得たのか? そして今、どんなキャンパスライフを送っているのか?
先輩たちの言葉は、受験勉強の最後の踏ん張りを支えてくれるはずだ。
▼座談会・出席者/先輩プロフィール▼
東京大学 工学部 2年 S・Sさん(東京都立小石川中等教育学校卒)
高校時、1年間のアメリカ留学を経験した好奇心旺盛な行動派。次なる目標として掲げた文科三類に合格。工学部に転向し、もともと理系の学生に後れを感じながらも、学業・サークル・アルバイトを並立させている。
受験勉強の意義
うまくいかないことがあっても
あの時の頑張りが力になる
東京大学 工学部 2年 N・Sさん(東京都・麻布高校卒)
日々の勉強内容はもちろん、模試の取捨選択から志望校・併願校まで、すべて自分で調査・計画。今は200人規模のダンスサークル副部長として活動しながら、工学部生となり専門性の高い授業にもおもしろさを感じている。
受験勉強の意義
学習の計画を立て、実行していくことが
自立の第一歩となった
千葉大学 教育学部 2年 A・Mさん(栃木県立足利女子高校卒)
教員になる夢を抱き続け、千葉大学を志望。成績の伸びから一時は他大学を第1志望としつつも、センター試験後、当初志望した千葉大学に出願。合格を果たした。持ち前の粘り強さで、教育について貪欲に学んでいる。
大学の厳しさと魅力
答えのない問いを自ら追求し、
深く学んでいくこと
一橋大学 社会学部 2年 T・Rさん(神奈川県立厚木高校卒)
幅広く学べる社会学部に魅力を感じ、一橋大学を志望。高校時代から陸上部で磨いた集中力・精神力と、ムダを省いた効率学習で、2次での逆転合格を果たす。学業でも部活動でも自己ベストを目指して今も走り続けている。
大学の厳しさと魅力
学びの幅広さとレベルの高さに
刺激を受ける毎日
今の努力は将来につながる!
受験と大学が与えてくれたもの
受験生時代の苦労と成長
センターからの巻き返し! 苦しかったラストスパート
S・Sさん
私はセンター試験で国語が目標点に届かなかったこともあり、センター自己採点の結果はC・D判定と振るいませんでした。しかし気持ちとしては、不安より「今はやるべきことをやらなくては!」という気持ちが大きかったです。苦手の現代文を中心に、先生に見ていただきながら、志望校2次試験の出題傾向や内容に合わせた記述対策に集中しました。
N・Sさん
私も苦手科目が低調で、センター自己採点の結果はD判定でした。しかしセンター試験後の学習計画