本山 勝寛さん
《プロフィール》
日本財団子どもの貧困対策チームリーダー兼人材開発チームリーダー。高校まで地方公立校に通い、独学で東京大学とハーバード大学院に合格。1か月で4000の英単語を暗記した。著書に『最強の暗記術』(大和書房)など。
英語力アップのため、避けて通れないのが英単語暗記。
基礎だからこそ、記憶力に自信がない人ほど早めに仕上げておきたい。
そこで、1か月で4000語を覚えた達人による英単語暗記のコツを伝授しよう。
漫然とした暗記は非効率
暗記戦略で計画的に覚える!
英単語を覚えなくては! 誰もがそう思っているだろう。しかし本山さんは、漫然と覚えても暗記の成果が出にくいと言う。
「確実に暗記し、成果を実感するには、暗記にも戦略が必要。つまり覚える期限と単語数を設定し、スケジュールを立てるのです」
実は大学受験時は英語に苦手意識があり、暗記も好きではなかったという本山さん。志望校を決めた高校3年時から、英単語の暗記に本腰を入れたのだとか。手探り状態で模索しながら、自ら暗記戦略を編み出した結果、難関を突破。公立高校での勉強と、独学の自主学習で苦手を克服し、英語力を合格者平均レベルまで引き上げた。その後、その暗記戦略を活用して1か月で4000語を暗記。ネイティブにとっても難関のハーバード大学に合格した経験がある。
一つひとつの単語の暗記を始める前にしっかりと戦略を練り、スケジュールに則って実行したことが勝因だったわけだ。