新入試で大切になると言われている学力が、基礎力と思考力。
しかし具体的にどんな力を指すのか、曖昧な受験生も多いのではないか。
新入試で問われる基礎力と思考力の意味を改めておさらいし、今後の勉強の方針に反映させよう。
新入試に必要なことが理解できれば、効果的な対策につながるはずだ。
新入試で問われる学力をおさらい!
新入試ではセンター試験に代わり、新たに大学入学共通テストが導入される。大きな特徴は、センター試験ではあまり見られなかった形式の“思考力”を問う問題が出題されることだ。
共通テストが未知の試験かといえば決してそうではない。2回実施された試行調査の問題からは、共通テストで問われる学力を読み取れる。知識の「問われ方」は変わるものの、出題範囲もセンター試験と基本的には同じだ。共通テストで求められる思考力と、その土台となる基礎力について本記事で改めて振り返ろう。
忘れてはいけないのが「大学受験の真のゴールは、あくまで志望校の2次・個別試験の合格」ということだ。新たな試験を警戒するあまり、2次・個別対策がおろそかになっては意味がない。そもそも共通テストで問われる思考力とは、特に難関大学の2次・個別試験で以前から問われてきた学力だ。2次・個別