
解説:吉田 たかよし先生
医学博士・本郷赤門前クリニック院長
《プロフィール》
東京大学工学部卒。NHKのアナウンサーとして活躍後、医学部に再入学し、東京大学大学院医学博士課程修了。現在、受験生専門の医療機関・本郷赤門前クリニック院長、受験医学研究所所長、学習カウンセリング協会理事長。著書に『合格させたいなら脳に効くことをやりなさい』(青春出版社)など。
夏が終わると、 受験勉強もいよいよ後半戦に突入!「こらからさらに頑張るぞ!」と意気込む人も多いことだろう。だが、やみくもに気合で乗り切ろうとするのは絶対ダメ!ベストな成果を得るには、良好なメンタル状態が不可欠なのだ。そこで今回、受験生のメンタルを熟知する吉田たかよし先生に、脳科学の理論に基づくメンタル強化メソッドを紹介してもらった。
メンタル状態の良し悪しが、
学習成果&受験結果を左右!
秋以降に重要になるのが、脳への負担を意識した勉強をすることだ。特に気をつけたいのが、長時間のダラダラ学習。脳にとっては、短時間に大きな負荷がかかるよりも、長時間にわたり一定の負荷がかかるほうがストレスが大きい。オン・オフの切り替えがうまい受験生が強いのは、脳科学的にも実証されているのだ。ダラダラ学習を避け、脳を良い状態にキープするために、まずは「50分間思いっきり集中して勉強→10分間休む」の学習リズムを徹底しよう。