目標通りなら「先行逃げ切り」、
届かなくても逆転を目指し、よく考えた出願を!
共テを受けた後、まずやることは「自己採点」だ。1月16・17日に受ける大半の受験生は18日に行い、予備校等が実施する全国レベルの自己採点集計に参加する。結果を正確に採点し、受験科目の得点、志望校の配点による得点を把握しよう。集計結果は3~5日で戻ってくる。
集計データが届いたら、最初に各科目の得点を全国平均と比較しよう。予想通りの科目、意外に高得点の科目、ミスした科目に分かれるはず。こうした特徴をつかんだら、志望校について目標とした得点と比較してみよう。
また、合格可能性の判定だけでなく、自分の席次(志望学部・学科の全志望者中、何番目か)を確認し、前年の合格者・不合格者の分布と比較しよう。その際、全国レベルの総合平均点や科目別平均点の変動に注意したい。前年のセ試より平均点が大幅に変動した科目(±10点程度。ダウンする科目が多い見込み)があると、志望校の配点によっては合格ラインに大きく影響するからだ。ちなみに2020年セ試の場合は、数学I・A、英語などがマイナスの方向に、地理B、物理などがプラスの方向に影響した。
以下、自己採点結果の基本的な受け止め方と対応策を示した。いずれの場合も、担任や進路の先生とよく相談して出願校を決定しよう。