共通テストが高得点でも安心は禁物。
特に、2次の配点比率が高いと逆転が起きやすい
図表1に、駿台予備学校の「入試データバンク」の中から、大阪市立大学法学部の前期日程について、2020年(以下、20年)のセンター試験の合否調査結果を示した。
20年入試では、配点が「セ試900点、2次600点」。入試結果は受験者422人、合格者150人、実質倍率2.8倍で、図表1のデータは受験者の約58%、合格者の約68%をカバーする。大学公表のセ試の合格者成績は「最高807.8点、平均704.3点、最低638.4点」で、本データの合格者の分布にほぼ合致する。