4月から始まる高校3年の授業や定期テスト。
せっかく受けるなら最大限に活用し、基礎を固めて思考力を磨くなど、共通テスト対策に役立てていきたい。
この秘訣について、多くの生徒を難関大学に送り出してきた、青森県立青森高等学校の先生方に教えていただいた。
協力:青森県立青森高等学校
英語 落合 宏子先生
国語 葛西 隆先生
理科 玉田 英徳先生(物理/進路指導主事)/山口 誠三先生(化学)
地歴 原 郁美先生(日本史)/竹谷 澄子先生(世界史)/ 川崎 淳平先生(地理)
公民 明石 裕先生(倫理)/古川 規友先生(政治・経済)
学校の授業を利用しないと損をする!
大切なのは「見方や考え方」を学ぼうとする姿勢
共通テストで問われる力は表面的な知識だけではなく、思考力、判断力、表現力そして読解力です。普段の授業で先生方は教科書を用いた学習を中心として、時間を意識した活動を行ったり、グループワークを取り入れたりするなど、様々な工夫を凝らしながら、授業を行っています。その中で本当に教えたいのは教材の表面的な知識ではなく、その陰にある「見方(物事の捉え方)や考え方」です。実際に授業で習った問題と同じものが共通テストに出題されることはほとんどありません。しかし、授業を通して得られた「見方や考え方」がなければ、共通テストの正解にはたどり着けません。このことを理解しながら授業を受けることが大切だと思います。先生が黒板に書いたものをノートに写すだけではなく、先生は何を伝えたいのだろうと常に思考を働かせながら授業を受けることが共通テストの攻略にきっと役立つことと思います。