『螢雪時代』編集部では、2021年共通テスト「第1日程」の受験者の一部を抽出し、自己採点時に得点調査を行い、各科目の大問別平均点と配点に対する得点率を算出した。
これを見れば、国公立大受験生にはどんな問題が解きやすく、逆に難しかったがわかる。
その中から、特に差がつく難問、絶対落とせない得点源の問題をピックアップする。
【本データの見方と注意点】
①科目ごとに、科目名には合計の平均点と満点を示した。大問別集計の表には、大問名、設問内容、得点率、平均点、配点を表示した。
②「差がつく問題」として科目内で平均点の得点率が最も低い大問を、「落とせない問題」として同じく最も高い大問を表示した。
③公民および理科②の大問別および合計の平均点は得点調整前のもの。
④倫理、政治・経済との共通問題が多い「倫理、政治・経済」、大問数が少なく50点満点の理科基礎科目、受験者数が1万人未満の科目は割愛した。
得点調整前のデータから科目間の難易差を実感
『螢雪時代』編集部では、1月16日・17日の共通テスト「第1日程」実施後の自己採点時に、受験者の一部に対して得点調査を行い、各科目の大問別平均点と、その配点に対する得点率(%)を算出した。この集計は、公民および理科②の得点調整(下図を参照)が行われる前のデータを集計しているため、科目間における問題の難易差がより鮮明に表れている。