秋以降の受験勉強のキーアイテムが模試・過去問。
これらを適切に使いこなすことができれば、ハイレベルな難関大入試を制する道も見えてくる。
ベストな利用法で難関大合格への道を切り開いてほしい。
駿台教育研究所 進学情報事業部長 石原賢一氏
Point 1 模試
偏差値よりも“素点”に注目!合格への伸びしろを見つける
模試の結果では偏差値や判定に意識が行きがちですが、偏差値はあくまでも統計的・相対的な数値であり、大事なのは素点です。科目ごと分野ごとに自分がどの程度の点数をとれているのかを、平均点との差や科目・分野間の凹凸にも注目しながら客観的に把握しましょう。その際には、模試の問題・答案をあらためて見直して、ケアレスミスで失点した問題や逆にまぐれで正解した問題をチェックし、より実力に近い点数を出してから再判定するとよいでしょう。