受験も後半戦、難関大学志望者は合格に向けて実戦力を本格的に強化していきたい時期に突入。
そこで、北海道大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学といった難関国立大学に多くの合格者を送り出してきた進学校の先生方に、これらの大学の2次試験の正攻法について教えていただいた。
各大学ならではの出題傾向や対策のポイント、合格者・不合格者の特徴などを参考にレベルアップを図り、合格を勝ち取ろう!
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北海道札幌北高等学校 進路指導部 眞奥 久史 先生
北海道大北海道大117名、東京大7名、京都大4名など国公立大に261名合格
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東京都立国立高等学校 進路部主任 西田 環 先生
東京大19名、一橋大22名、京都大10名など国公立大に213名合格
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愛知県立一宮高等学校 進路指導主事 小川 英将 先生
東京大7名、名古屋大77名、京都大18名など国公立大に226名合格
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大阪府・清風南海高等学校 高3学年主任 宇田川 真 先生
東京大5名、京都大23名、大阪大30名など国公立大に232名合格
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熊本県立済々黌高等学校 進路指導主事 篠塚 年洋 先生
東京大2名、京都大4名、九州大53名など国公立大に328名合格
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※各高等学校の大学合格者数は2021年度入試の実績(過年度生を含む)
北海道大学 ・・・2次試験の正攻法
北海道札幌北高等学校 進路指導部 眞奥 久史 先生
北海道大学ならではの出題傾向
文理共通の英語は長文2題、英作文、会話要約問題の形式が毎年出題
理系数学は過去問の類題もよく出題され、過去問の活用が重要
物理は思考力を問われ、時間配分を考えた問題演習が必要
北海道大学の2次試験は標準的な問題が多く、差がつきにくい傾向があります。ですから学部にもよりますが、共通テストで得点率75%を下回ると逆転は厳しい状況です。その中でも、2次試験の英語は特に標準的な難易度ですので、北海道大学への合格を目指す上では得点源にする必要があります。また、理系学部の2次試験の数学や理科については、過去に出題された入試問題を分析することで頻出分野を明らかにすることができます。まずはそれらの分野を攻略するべきです。近年出題され始めた分野もあるので要確認です。