秋は本格的な2次試験対策をスタートさせる時期。
志望校の試験で出題される各種の設問形式に確実に対応できる力を鍛えていかなければならない。
そこで、難関国公立大を目指す本誌読者のために、『螢雪時代』連載「螢雪合格塾」でもおなじみの水野卓先生が2次試験の主要設問形式の攻略法を解説してくれた。
水野 卓 先生
保守本流の難関国公立大入試。
「記述力」の強化が終盤のカギ!
近年、国公立大の2次試験では、「昔ながらの」日本語訳問題が激減するなど、設問傾向にいくつかの大きな変化が見られます。そんな中、「難関」と言われる国公立大の設問は、「昔ながら」を地で行くまさに保守本流の姿を保っており、入学後の質の高い教育の実践のために各大学が求めている英語力に変化がないことを示しています。それは、ひと言で表せば、「正しく読める」こと、そして「最低限の情報受信力、発信力を備えている」ことです。