国公立大2次試験への出願を目指し、対策に取り組んできた共通テスト。
その自己採点結果をどのように受け止め、出願校を決めればよいのか。
また、どのようにメンタルを維持し、2次試験対策を進めればよいのか。
進路指導のベテランである堀 浩司先生と司 晃大先生に、自己採点結果に応じたアドバイスをいただいた。
螢雪アドバイザー 堀 浩司先生
(ほり・ひろし)国語科教諭。滋賀県の公立高校(守山高等学校、草津東高等学校など)で進路指導部長、SGH推進室長等を務め、きめ細かな「仕掛ける進路指導」をモットーに、学力や進学実績向上に向けた改革に取り組んできた。生徒の心に火を点ける指導に定評があり、数多くの生徒を志望校合格に導いている。2021年度より、龍谷大学高大連携推進室フェロー。
大阪府・桃山学院高等学校 進路指導部
嵪司 晃大先生
(こおし・あきひろ)数学科教諭。生徒たちが失敗を恐れず、何事にも全力でチャレンジする楽しさを実感できるよう、工夫をこらした指導に力を入れている。また、「京都大学出前授業」や「卒業生講演会」など様々な企画や「学級通信・コース通信」を通じて、生徒たちが大学での学びにふれて視野を広げたり、可能性を探ったりする機会も与えている。
【自己採点結果が戻ってきたらすること】
志望校の判定結果(A~E)、自分の位置(席次)をチェック
前年度(および2年前・3年前)の合否分布を見て、自分の得点(席次)では、合格者・不合格者が何人出ているかを確認
志望校の「共通テスト:2次試験の配点比率」、「2次試験の教科・科目」を確認
志望校の過去問に着目し、問題との相性や自分の得点力を見極める
---------
以上を総合し、「共通テスト得点での共通テスト得点での逃げ切り逃げ切り」「2次逆転」「志望校変更」などの可能性を探る