最終回は、この連載のテーマとしてさまざまな記事を提供していただいた朝日新聞社・オピニオン編集長の立松朗さんと清水先生が語る特別編。
大学入学から始まる新しい人生、いろんな選択をしながら歩んでいくみなさんに届けるべく、人生の先輩がここまでどのように歩んできたのかを尋ねた。
㈱プラスティ教育研究所/代表取締役
清水章弘 先生
これから人生を歩む君たちへ
─朝日新聞オピニオン編集長・立松朗さんに聞く─
朝日新聞社 オピニオン編集長
立松 朗さん
《プロフィール》
1987年に東京大学工学部原子力工学科を卒業後、朝日新聞社に入社。記者として鹿児島、福岡で5年間勤務後、政治部で自民党単独政権の取材を皮切りに政治報道に携わる。特別報道部、福岡の社会部でもデスクとしてとりまとめ役を担った。2014年から政治部長、編集局長補佐を歴任。昨年秋から、オピニオン&フォーラムのページやWEB「論座」などを舞台に言論空間をつくるオピニオン編集部で、編集長を務める。
“成り行き”で新聞記者に。予期せず仕事が楽しくなる
清水:立松さんはもともと新聞記者志望だったのですか?
立松:いえ、言ってみれば成り行きです。高校生のときは英語や国語が好きではなかったので、理系を選択しました。当時は書くことも得意だったわけではありません。大学は工学部原子力工学科に進学しましたが、3年、4年と研究が専門的になるにつれて自分には向いてないなと自覚して、就職することにしました。
清水:報道やジャーナリズムには興味があったのですか?