各科目の受験者数から、競争の激しさを知る
英語・国語は50万人超の受験生が挑戦
2020年のセンター試験を受験したのは52万7,072人。各教科・科目の受験者数を見ると、国公立大の文系・理系型共通の“基幹科目”である英語が50万人を超え、次に国語が50万人、さらに数学Ⅰ・Aが約38万人、数学Ⅱ・Bが約34万人で続く。
理科は、基礎を付した科目(以下、基礎科目。2科目受験が必須)と、付さない科目(以下、発展科目)の2種類ある。4つの選択パターン(A=基礎2科目/B=発展1科目/C=基礎2科目+発展1科目/D=発展2科目)が設定され、出願時の申請が必須だ。受験者数は、理系受験生が主体のDパターンがほぼ半数を占め、次に、文系や看護系が主体のAパターンが約38%を占める。比率はほぼ前年と同じだ。
科目の組合せを見ると、Aパターンでは「化学基礎+生物基礎」が、Dパターンでは「物理+化学」